骨格、筋肉の付き方、ゆがみ左右のズレ、パーツの大小といったものがあわさり個々の顔立ちが生まれます。それぞれの顔型、パーツバランスを理解し、視覚効果を用いて整った顔立ちをつくることが、メーキャップテクニックの基本です。その基本をマスターしてはじめて、個人の顔の美点を活かすメーキャップができます。
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●眉毛のカットデザイン
●長井かおり
1.ファンデーション ・FOUNDATION
素肌感のあるナチュラルなベースづくり。
手間を惜しまず、正確にマスターしましょう。
【 POINT 】
A.ファンデーションには、ハイライト効果があります。
B.骨の高い部分はきちんと塗り、影になる部分は薄く仕上げるのがコツです。
C.塗っていくときの方向性で、仕上がりの自然さが強まります。
D.塗る場所に合わせて、量を加減します。
E.シワのできる部分は、厚塗りせずに薄く仕上げます。
【 色のイメージ 】
日本人の肌の色は、ピンク系、ナチュラル系、オークル系の3種類に分けられ、それぞれにライト、ミディアム、ダークの明度の9つのパターンに分類されます。肌の色は、加齢によって黄みが強くなり、明度が低くなってきます。また、色調によって人に与えるイメージはさまざまです。
・ピンク系・・・優しい、上品、女らしい
・ナチュラル系・・・明るい、健康的、ナチュラル
・オークル系・・・落ち着き、フレッシュ、若々しい
・明るい肌色・・・おだやか、ふくよか、清楚、大人の女らしさ
・暗い肌色・・・ 健康的、ワイルド、モダン、マニッシュ
●コントロールカラー
A.肌色や質感をナチュラルにコントロールする下地アイテムです。
B.ファンデーションを塗る前に使用します。
C.基本は、少量。多すぎるとコントロールカラーの色が目立ちすぎて逆効果になります。
【 色の効果 】
・グリーン・・・肌に透明感を与え、ニキビや頬の赤みを消します。
・イエロー・・・頬の軽い赤みや目の周りのくすみを消します。
・オレンジ・・・くすんだ肌を自然に明るくします。チークとしてもOKです。
・ピンク・・・青白い顔の血色をよくします。チークとしてもOKです。
・ホワイト・・・明るい肌にします。ハイライトとしても活用できます。
・ブラウン・・・日焼けした肌を演出します。シェーディングとしても活用できます。
・パープル・・・肌に上品で華やかなニュアンスを与えます。塗り過ぎると不自然に。。。
・ブルー・・・肌に透明感を与えます。塗りすぎると青白くなるので注意しましょう。
●コンシーラー
A.シミやソバカス、クマなどをカバーするときに使用するアイテムです。
B.種類によってカバー力は異なります。目的に合わせてタイプを選びましょう。
C.ファンデーションを塗ってから使用します。
●フェイスパウダー(お粉)
A.お粉には、大きく分けて無色透明のタイプと色がつくタイプがあります。
B.粉の粒子が細やかで、しっとりと肌にのるものを選ぶことが大切です。
C.目的に合わせて、お粉のタイプや道具を使い分けましょう。
【 色の効果 】
・
2.アイシャドー ・EYESHADOW
アイシャドウは、陰影を強めたり目元を明るくしてくれます。
基本をマスターし、最大限の効果を出しましょう。
【 POINT 】
A.アイシャドウの基本は、まぶたの丸みや骨の凹凸を意識して塗ることです。
B.まぶたの表面を軽く滑らせるように塗る繊細さが、透明感を生みます。
C.最低条件は、まつ毛とシャドウの間に隙間を空けないことです。
D.1回にとるシャドウの分量は少な目が、失敗なく仕上げるコツです。
E.2色以上のシャドウを組み合わせるときは、色が少し重なり合うようにします。
【 色のイメージ 】
・イエロー・オレンジ系・・・元気、フレッシュ、カジュアル
・ゴールド系・・・ゴージャス、セクシー
・グレー・シルバー系・・・クール、マニッシュ
・ベージュブラウン系・・・ナチュラル、シック
・ブルー系・・・さわやか、カジュアル
・グリーン系・・・アクティブ、フレッシュ
・パープル系・・・エレガント、ミステリアス、セクシー
・ピンク系・・・可愛い、幼い
同じ色みでもオークル系の肌の人は、やや黄みががった色。ピンク系の肌の人は、やや青みががった色を選ぶとなじみがよく、浮いた感じになりません。
3.アイライン・EYELINE
効果的に入れたアイラインは、目元をはっきりとさせ、またパッと明るく印象的な目元にします。
【 POINT 】
A.アイラインとまつ毛際、まつ毛の間には隙間をあけないこと。
B.アウトラインをぼかすことで、ラインは目になじみます。
C.目を開けたり閉じたりして確認し、似合うラインの太さを見つけます。
D.あごや眉を上げたり下げたりすると、ラインは引きやすくなります。
E.お粉やシャドウを重ねて、より自然にします。そして、にじみにくいラインにします。
【 色の効果 】
4.マスカラ・MASCARA
マスカラはノーテクニックなのに効果の高いアイテムです。
必要なのはコツをしることです。
【 POINT 】
A.各マスカラの特徴を理解して、使い分けることが初めの一歩です。
B.ビューラーのかけ方次第で、目元の印象は大きく変わります。
C.塗る部分によって眉や顎、鏡の角度を変えることが上手くなる近道です。
D.まつ毛の流れに沿って塗ることが、長く仕上げるための基本です。
E.目尻側の1本まで塗る気持ちが、美しいまつ毛をつくります。
【 色の効果 】
5.アイブロウ ・EYEBROWS
メイクの中では、最もテクニックの必要なパートです。
上達度とキレイさは比例します。
【 POINT 】
A.眉弓筋を意識して眉を形づくっていきます。
B.整え方の基本は上側で眉を際立たせ、下側で眉の形をつくります。
C.自分のテクニック度に合った、ペンシルの硬さや種類を選ぶこと。
D.力を入れずに、色をのせていく感覚で描くことがコツです。
E.仕上げに眉頭から眉尻までぼかして、自然な印象にします。
【 色の効果 】
6.チーク ・CHEEK
プロのメイクで、どんなときでも欠かせないのが実はチークです。
メイク全体のバランスをとるためにも大切な部分です。
骨格を常に意識しましょう。
【 POINT 】
A.頬の骨格を意識して塗らなければ、チークの効果はありません。
B.骨格に沿って、ブラシを動かすことが大切です。
C.ブラシの動かし方は軽く肌にあてて、スーッと離します。
D.頬の印象は、色だけではなく、塗る幅によっても変えられます。
E.肌がフワッと明るくなるまで、チークをのせていきます。
【 色のイメージ 】
・ピンク系・・・可愛い、幼い、ポップ
・オレンジ系・・・活発、元気、カジュアル、健康的
・ローズ系・・・エレガント、大人っぽい、セクシー
・ブラウン・ベージュ系・・・クール、シャープ、男性っぽい
・ピーチ系・・・優しい、ナチュラル、可愛い
オークル系の人は、やや黄みがかった色、ピンク系の人は、やや青みがかった色がいいですね。
チークを入れたら、シャドウカラーを入れて顔の立体感を出しましょう。また、入れすぎには注意してください。
7.リップ・LIPS
口紅は気軽に色が楽しめるアイテムです。
似合う口紅は、正しいリップラインや塗るコツを知ることで増やすことができます。
【 POINT 】
A.下唇の中央ラインが、唇をふっくらと見せるためのポイントです。
B.上唇の口角と山の間が、きれいな唇のラインをつくります。
C.唇の内側から塗ると、口紅は簡単に仕上がります。
D.ティッシュでおさえると、似合う口紅は増えます。
E.リップラインをぼかすと、口紅は自然な印象になります。
【 色の効果 】