お疲れさまです。
今回は、悩ましいボブの定義について…
近頃、いろんなボブスタイルがあっていいとは思います。
たまに、それってボブなん?
って言うスタイルがあったりします。
作り手がボブだと言ったらボブなのかもしれませんが、
そんなんこと誰が認めるんですかね…
お客様も明らかにレイヤースタイルのこと言っているのに、
バカのひとつ覚えみたいにボブにしてくだいって言うんですよね。
それ、ボブではないですよって軽く言うんですよ、
だって、美容師自身が知らないですからね。
シャーないですよ。
ま、若い美容師さんが何でもかんでも、
肩上のスタイルは、全部ボブだと思っているみたいですからね…違うか…
いろんな諸説があるみたいですが…
僕が若い頃、
アメリカの空軍のパイロットのかぶっているヘルメットが、
ボブと呼ばれていると聞いたんですよ。
イメージできますか?
ま、おかっぱみたいな形です。
それが、原型だと考えています。
それ以前からボブと呼ばれる髪型があったと思います。
カットテクニックもない時代、
肩上でカットするスタイルは、
シンプルにワンレングスに切るぐらいだと想像しています。
16世紀頃、馬の尾を短くカットする、という意味が
ボブと言われたとか文献に載っているらしいです。
ようするにバツんっとカットすることをボブと呼んだと想像しています。
だから、基本的にはパッツンなワンレングススタイルが
ボブと呼ばれたと思うんですよ。
そこで、今の時代では僕なりに定義すると
ボブとは、肩上の長さで、
サイドとバックのつながりが自然であり
丸み(ウエイト)のあるスタイルのこと。
当然、レイヤーが入っていても、ウエイト(重みや丸み)が必ずあります。
ウエイトが無ければ、レイヤースタイルだと考えています。
ま、パッと見たときに、おかっぱ風に感じることができたらボブと呼べると思います。
どうでしょうか、ご理解いただけたら嬉しいです。
ありがとうございました。