カットモデルについて

お疲れさまです。

オリンピック見てましたか?

金メダルが多かったですね。

一番大切なことは、目的です。

サロンワーカーならお客様の髪を

満足させることが目的になります。

この場合、人頭で練習することがベストです。

ウィッグを使うカット講師は、

ウィッグをカットすることで

受講生を満足させることが目的です。

この場合、ウィッグで練習することがベストです。

ほとんどの美容師がサロンワーカーだと思います。

 ウィッグを切る目的は、確認作業です。

こうしたやり方の方が、お客様が満足していただけるかも、

という疑問が出た時、お客様に試す前に、

一度ウィッグカットをします。

初めてカットの勉強をする時に、

基本的な切り方を覚えるために

ウィッグカットをします。

人頭が望ましいが、モデルさんに

迷惑をかけることになりますからね。

僕は、サロンワーカーです。

講習では、基本的な切り方をウィッグカットで説明します。

後は、カットモデルさんを連れてきてもらいます。

人頭理論は、ウィッグでは説明できませんからね。

教えて欲しい事が、人頭でないと無理な場合もあります。

例えば、こんな毛流の場合は、どうすればいいのか

って疑問に感じたことはないですか?

僕でも、なんじゃこの毛、どうしょうかなって悩みます。

そして、勝負です。

いまだに、やっぱりもう少し長め、

又は、短めにしたほうが良かったって

反省することもあります。

ゆっくりなんかできませんからね…

時間があれば、徐々に切ることも可能ですが…

みなさんも、キレイなモデルさんを連れて行くより、

難しそうな髪をしているモデルさんを連れて

指導を受けて下さい。

とても、勉強になると思います。

ウィッグカットでは、学べない

似合わせ理論も学ぶこともできると思います。

僕は、必ず質問します。

なぜ、その長さに設定したのか?

何でもいいから理由を聞きたいのです。

モデルさんの希望です。と言ったら、

必ず聞き返します。

プロとしての意見はありますか?

もし無ければ、その長さ設定での長所を聞き、

短所があれば聞きます。

常に考える癖をつけて欲しいからです。

もっと、いいデザインができたかもって…

パートにしても理論があります。

理論が全てではありませんが、

お客様にアドバイスできる知識は

必要だと考えています。

人の髪は、同じではありません。

よく似た毛質や骨格はあるかも知れませが…

若い頃、自信過剰なところがありましたが、

今思うと恥ずかしく思います。

やはり経験は大事ですね。

いまだに、もっとこうした方が良かったなって

思うことがあります。

まだまだ、満足いくレベルになりませんね…

ハサミ、一本にこだわった頃もありました。

今は、セニングジザー、レザーなどどれを使おうが、

結果が良ければいいと考えています。

お客様が満足するために必要な道具を使い、

テクニックも磨く必要があると思います。

最近、気になることがあります。

確かに新しさも大事ですが、

品のないバサバサスタイルを雑誌なんかで見かけると、

これでよーOKしたなって感じます。

僕のセンスが古いかもしれませんが、

メイクダウン系の雑誌でお願いしたいですね…

モデルさんがかわいそうです。

服とのマッチングがね…

僕も個性的なスタイルが好きです。

ま、僕自身が変わってるかもね。


ありがとうございました。