MHAシャンプーベーシック講座


*  シャンプー

 
 美容技術の基本中の基本がシャンプーです。
ここで、自分の今後の技術取得スタイルのすべてが決まると言っても良いでしょう。
シャンプーがうまい人は、すべてがうまい技術者になっていくということです。
「うまい」というのは単に手先が器用な人をさすのではなく、
「どれだけ相手の立場になってものが考えられるか」
ひいては「自分の技術向上でお客様を幸せにすることができる」
との広い視野でものを見ることができる人だと思います。
お客様に入るようになっても、「一人やるごとにうまくやろう」
「気持ち良かったと喜んでもらおう」という強い意志と集中力を持って
工夫・研究していくことが大切になってきます。

☆正確で優しい誘導

 

「お待たせしました。シャンプー台へどうぞ」

と一声かけてから、笑顔でお客様の目を見て、手でシャンプー台の方向を示します。

お客様のスピード、ペースに合わせた誘導をしてください。

「こちらのイスにお願いします。」

 

☆丁寧に膝掛けを掛ける

 

「ひざ掛け、おかけしてよろしいですか?失礼します。」と言ってかける。
 
ひざを中心に足が隠れるように丁寧に掛けます。
お客様の眼前を横切ったりしないこと。
もし膝掛けが汚れていたら、その面を出さない心配りをします。
 
☆必ず襟を中に入れる
 
「失礼します」と必ず一声かけてから手早く、
直ちに肌に触れないように襟を中に入れます。
襟を中に入れないと、カットなどの施術に支障が出るばかりではなく、
シャンプーやパーマ2液で濡らしてしまい大変な迷惑をかけてしまいます。
また、ピアスははずしてもらってください。
 
「お首にタオルをお掛けしますね。失礼します。」と言って巻く。
「クロスもお掛けしますね。」と言ってかける。
「大丈夫ですか? お首、苦しくないですか?」と確認する。
 
「ブラッシングさせていただきますので、
痛いようでしたら、おっしゃって下さい。失礼します。」
やりながら、「痛くないですか?」と確認する。
「失礼しました。」と言ってブラシを置く。
 
☆一声かけてからシャンプー椅子を倒す
 
急に倒すとビックリされます。
必ず頭を手で支え「後ろに倒します」あるいは「失礼します」と合図を送ります。
倒した後は「苦しくありませんか?」と確認すること。
 
☆フェイスガーゼを丁寧に掛ける
 
ポンと無造作にのせずに、布団を掛けるように上から下に丁寧に掛けます。
寝かせてからフェイスガーゼを掛けるまで間をあけないこと。
お客様は目のやり場に困ったり、不安な気持ちになります。
 
「フェイスガーゼ、お掛けしますね。失礼します。」と言ってかける。
「息苦しくないですか?」と確認する。
 
☆髪をシャンプーボウル内におさめる
 
一度、首を持ち上げ襟足からフロントの髪をシャンプーボウル内へおさめます。
ネーブのおくれ毛を引っ張ったりしないように注意します。
首の上げ下ろしは必要以上に丁寧に行うこと。
 
「失礼します。」と言ってお湯をかける。
「お湯かげんはいかがですか?熱くor冷たくないですか?」と確認する。
 
ネープのゆすぎで頭を持ち上げる時も、「失礼します。」と言う。
 
「シャンプーさせていただきますね。」
「力かげんはよろしいですか?」と確認する。
 
「一度、軽くゆすぎますね。」と言ってワンシャン終わる。
「○○様、洗い足りない所はございませんか?」と確認する。
「ありがとうございます。」と言って、少し洗ってからツーシャン終わる。
 
「ゆすぎ足りない所は、有りませんか?」と確認する。
「ありがとうございます。」と言う。
 
「○○効果のあるトリートメントをお付けしますね。」と言ってマッサージ。
「痛くないですか?」と指圧の確認。
 
ゆすぎ。「気持ち悪い所はないですか?」と最後の確認。
「ありがとうございます。」と言って軽くゆすいで終了。
 
☆タオルドライによる水分調節
 
耳や顔にはねたお湯を丁寧に拭いた後、
髪のツレに気を付けながら、むしろ大胆に拭き上げます。
ただし、タオルが顔に当たらない程度にします。
タオルドライは、この後の施術効率に大きく関わってきますので、
カット前であれば水分が垂れない程度にし、
ドライ前であれば十分に拭き上げるようにします。
 
☆優しく椅子を起こす
 
「おイス、起こしますね。お疲れ様でした。」と掛け声とともに優しく合図してください。
ここでの声掛けは特に重要です。心をこめて一声掛けてください。
タオルの濡れも確認します。
 
「お首、大丈夫でしたか?」と確認する。
 
タオルを掛け直して、
「○○様、お席を御案内します。」と言って誘導。
 
☆パーマやカラー前のシャンプー
 
「パーマ前orカラー前なので、お薬がしみないように軽く洗わさせていただきますね。」
と必ず言うこと。
 
☆プレシャンプー
 
パーマ前は必要ですが、カラー前は必要に応じて行います。
 
「カラー前にシャンプーすると、余分なスタイリング剤が取れて、染まりやすくなるんです。」プレシャンプーの効果を伝えることで、大切なプロセスであることを理解してもらう。
但し、オートシャンプー以外では、泡立てて1分放置ぐらいでいいと思います。白髪染めの場合は、かぶれ防止のため、なるべくシャンプーは控えた方がいいでしょう。
 
・オートシャンプーの場合
 
「カラーの施術前なので、指でこすって頭皮を傷めないようにオートシャンプーを使いますね。」オートシャンプーを使う目的をはっきり説明する。そのことで、ケアのしっかりしたサロン、という印象付けもできる。
 
☆技術者がカットに入るまでの間をうめる
 
シャンプーが済み、セット椅子座った状態で、技術者がカットに入るまでの間、
できるだけお客様に声をかけ飽きさせないようにします。

シャンプー剤の種類と特長


頭皮や毛髪に付着した汚れの除去を目的として配合される界面活性剤。これがシャンプーの主剤。

両性界面活性剤としてあげられているもの以外は、すべてアニオン性(マイナスのイオンを持った)界面活性剤。

シャンプー剤の種類は、界面活性剤で分けられます。


* 高級アルコール系界面活性剤


優れた洗浄力と泡立ちの良さが特徴。一般的に、比較的刺激性が高いと言われている。


<成分例>


ラウリル硫酸TEA、ラウレス硫酸TEA

 

* 両性界面活性剤


硬水でも泡立ちが良く、高い洗浄力を持つ。髪や地肌には刺激性の低い界面活性剤。


<成分例>


コカミドプロピルベタイン、ココアンホ酢酸Na

 

* アミノ酸系界面活性剤


皮膚や毛髪に対する刺激性が低く、マイルドな洗浄力を持つ界面活性剤。


<成分例>


ラウロイルメチルアラニンNa,ココイルメチルタウリンNa,ココイルグリシンK,ラウロイルサルコシンTEA

 

* PPT系界面活性剤


皮膚や毛髪に対する安全性が高い界面活性剤。ただし、洗浄性、起泡性が弱い。


<成分例>


ココイル加水分解コラーゲンNa,ラウロイル加水分解シルクNa

 

* 石鹸系界面活性剤


きめ細かい泡立ちで、さっぱりとした洗髪感が特長。


<成分例>


トリデセスー3酢酸Na、他

 

* スルホコハク酸系界面活性剤


泡切れが良く、さっぱりとした洗い上がりの低刺激な界面活性剤。


<成分例>


スルホコハク酸ジオクチルNa,スルホコハク酸ラウレス2Na

 



 
 

 

●バックシャンプー

 

●SKシャンプー

 

●WFシャンプー

 

●SUNCALL ヘッドスパ

 

●イマイ ヘッドマッサージ

 

●トリートメントマッサージ

  

●YOJO SPA

 

●BEACH シェービング

 

●ヒゲ倶楽部シェービング

 

●レディースシェービング

 

●MyHairDressers.com

 

●Ken Yamamto 肩もみ動画


●髪様シャンプー お客様用育毛シャンプー



アシスタントの準備


● カット

 

・カットクロス

・担当技術者の道具ケース等(仕事をしていない場合)

・タオル1枚

・ジャンボコーム&トリガースプレー(霧吹き)

・トリートメントスプレー(毛が絡まる場合)

 

● ブロー &セット

 

・ブロークロス

・担当者の道具ケース

・タオル1枚

・ジャンボコーム

・トニック

・ブローローション

・スタイリング剤

・ピン皿

・黒ゴム

・ホットカーラー

・アイロン

 

● ヘアカラー&ヘアマニキュア

 

・カラークロス

・ブラックトレイ

・ラップ&耳キャップ

・黒タオル2~3枚&ラバー3つ

・ハケ2本、リングコーム2本(マニキュア)

・ジャンボコーム

・フェイスクリーム

・ロールコットン(白髪染め)

・P.P.T. PHコントロール(マニキュア)

・リムーバー

・ダックカール4本

・ホイル (ウィービング等) 

・薬剤の用意

 

● パーマ

 

・パーマクロス

・ラップ(襟)

・タオル3~4枚

・ジャンボコーム

・ペーパー

・ラバー

・ロッドケース

・P.P.T.

・スティック

・ゴム

・キャップ

・リングコーム2本

・ダックカール2~4本

・フェイスクリーム

・耳コットン

・薬剤

 

  2剤の時

・タオル4枚

・phコントロール

・CMC等

・首のトレイ

 

● 縮毛矯正

 

・パーマクロス

・ラップ

・タオル3枚

・ラバー3つ

・ダックカール4本

・P.P.T.等

・ハケ2本

・耳キャップ

・薬剤

 

 アイロンの時

・リングコーム2本

・ストレートアイロン

・ダックカール4本

・phコントロール

・P.P.T.

 

 2剤の時

・タオル3枚

・耳キャップ

・ハケ2本

・ジャンボコーム

・2剤