✳️初めてご来店のお客様のカウンセリング
※10分~15分ほど
初めての来店の場合は念入りのお客様の情報を確認しているので少し時間がかかる場合があります
大きく分けて次の事を聞きます
1.前回の施術確認
まずは前回の施術の確認をします、これは実は聞かなくても髪の毛を見れば実際いつ縮毛矯正をしたのかや黒染めはいつしたのか?カラーリングはいつしたのか?などなどほとんどわかります。長年美容師を経験しているとカラーリングもマニキュアなのかヘアなのかカラートリートメントなのかもわかります。
わかるのに何で確認するの?って思われるかもしれませんが前回の施術を確認する事で見た感じの履歴+お客様の覚えている履歴で前回の施術でどんな事が行われていたかを正確にわかるようになるからなのです
実際お客様が3ヵ月前の事や1ヵ月前の事なんてあんまり覚えていない事がほとんどですが、自分の目で見た施術履歴とお客様の履歴を聞く事でかなりの精度で履歴がわかるようになってきます。
2.今回の希望確認
どんな感じになりたいのかを軽く聞きます、深く聞きません。
何となくイメージだけを聞いて終わりにしています。なぜなら普段髪の毛の悩みや・普段のお手入れ方法・職場での規定とお客様の希望をてらしあわせると希望を叶えるのが非常に難しくなってしまいお客様が家でスタイリングをしっかり行わなければいけなくなってしまうからです。
ですので、希望はさらっと聞きます、ここではしつこく聞きません。
3.今抱えている悩み
髪の毛に対しての質問ですが、たまに人生の悩みを話される方も見えます…それはそれで相談にも乗りますが
ここではお客様のくせ毛やスタイリング方法など実際家でどのように髪の毛のスタイリングをしているのか、どれぐらい時間をかけているのかで
お客様の悩みに触れます。そのなかで出てきたワードを解決するには今日の希望のスタイルを叶えるにはどのような施術方法がいいかを模索します。
逆に希望のスタイルが悩みを悪化させてしまうケースも珍しくはないので悩みをしっかり聞き込みます。
4.職場の規定&ライフスタイル分析
ここまでいろいろな事を聞いてきましたがさらにもう一つ、職場の規定や学校の規定です。
規定がない場合は職業か職種を聞きます、ここ重要です
実はお客様が美容院で聞かれたくないワードワースト1だからです、聞き方には最新の注意を払いましょう。
なぜワースト1位かというと日本人だからといってしまえば簡単だと思います、あなたも初対面の人にあまり職業とか家がどこにあるのだとかあまり聞いて欲しくない方が多いと思います。
私の場合最後に職種を聞くのですがかなり最新の注意を払って聞き込みます、聞くタイミングだ大切です。
カラーリングをされるのであれば職場ではどれぐらいの明るさが大丈夫なのかを聞きながらさりげなく聞く事が聞きやすいポイントになるのでこのスキルを身に付けましょう。
実際聞いておいた方が良いのは
です、私の場合は仕事内容を聞けば大体の規定が決まっているのでこちらからトーンの明るさや上記の内容を占い師のように当てに行きます。
お仕事をされていない方の場合は普段のライフスタイルを聞きどんな風に普段主婦業をしているのか?や今日着てきた服を見て想像で占い師のように当てに行きます。
5.スタイル決定
ここまでの内容を聞き込み初めに聞いておいた希望に対してどれくらいの施術と金額が必要なのかを提案します。
そのなかで希望スタイルを職場の規定や悩みやお手入れの具合によっては不可能な場合が発生してきます、ですのでお客様の希望スタイルに少しでも近づけるように
お客様の髪の毛を使ってビジュアルでしっかりと確認していきます。
スタイルブックでも良いのですがお客様の頭のなかではスタイルブックのモデルさんと同じようになると思い込んでしまうので、実際短くなった場合や軽くなった場合を
ビジュアルで確認していきますそうする事によりお客様と納得しながらスタイルを一緒に作っていけるのです。
後は自分のできる範囲でしっかりお客様にできるのかできないのかをはじめに伝えておく必要があります
後からこうだったのでできませんでしたでは絶対だめです、それは言い訳なのですプロとして決まられた予算、時間でできるのであればやりましょう
もし、それで施術できなくても大丈夫です、お客様との信頼関係を築くための一歩ですから
仮に断りお客様が他の美容室で施術してしっぱいした場合は自分が言っている事は本当だったんだとまた戻ってきます、必ずです。
とわ言え自分のできる技術の幅は常に広くする努力をしていく必要もあるので次回お客様が来店された時にはここまではできるという事をお伝えするかDM等で
出来るようになったなど送る事も大切になってきます。
by bello