MHA体質学(胚葉学)ベーシック講座 2



体質形別 肌の特徴と注意点


☆ 外胚葉形

《 乾燥、代謝不足に注意 》

基本は普通肌、乾燥肌です。黄ばみやくすみがあり、やや疲れているように見えますが、外からの刺激には比較的に強い肌です。やり過ぎは良くないですが、角質除去に弱いという体質ではありません。水分摂取量が比較的少なく、代謝機能も活発ではないので、利尿作用のある食品をとるなどして代謝を促すと◎。ストレスが原因で、吹き出物や肌荒れのトラブルが起こりやすいのも、このタイプの特徴です。

乾燥が気になるからといってオイル分を与えすぎてしまうと、自分の肌が本来持っている自然な皮脂の分泌量が低下してしまいやすいタイプなので注意。吹き出物が出やすい体質でもあるので、エリカなどのハーブのゴマージュなどで対策をとりましょう。また、自分にあったストレス解消を見つけることも、お肌にとって大切なことです。


☆ 中胚葉形

《 皮脂汚れ、ゴワつき、シワ、シミに注意 》

基本は普通肌、オイリースキン、敏感性オイリースキンのどれかです。皮脂腺が発達しているため、皮脂汚れが原因で毛穴の黒ずみや吹き出物などのトラブルが起こりがち。皮膚が厚く硬くなりやすく、肌がゴワつきがちです。大ジワにもなりやすいタイプ。

皮脂の分泌が多いので、肌を清潔に保つことが大切。ただし、アルカリ性の洗顔料はシワの原因になり、肌の老化を早めるので注意。皮膚が硬くなりやすいので、角質除去が必要なタイプです。


☆ 内胚葉形

《 刺激、小じわ、かさつきに注意 》

基本の肌は普通肌、乾燥肌、敏感肌で、混合タイプもいます。きめが細かく色白で、一見トラブルが少なく見えますが、表皮が薄く外からの刺激に弱いタイプ。

外部からの刺激に弱い肌なので、角質除去は慎重に行ないましょう。また、小じわや顔のかさつきに見舞われやすいのもこのタイプ。日焼けで炎症も起こしやすいので注意。放っておくと老化が早いので、乾燥対策を行ない、肌に強い刺激を与えないことが大切です。

       by  著書『ハーブで自然エステ』

和田潔美(わだ きよみ)
株式会社 ビオナチュレ 代表取締役。1991年から末富氏とともに講師として日本全国のエステティックサロン・アロマテラピーサロンに植物療法・植物美容学・体質形態学の普及に努める。講師活動と並行して1998年に、エステティックサロン(フィトテラピーサロン)を開業する。サロン経営者として直接お客様を施術し、サロンでの活動を通じて、植物療法と体質形態学の理論に基づく実践的で効果の高い施術(フィトエステティック)を確立する。現在は、スクール講師、化粧品会社アドバイザー、オリジナルブランドの商品開発と販売を通じメーカー視点でのプロ対象の経営者として300社以上のエステティックサロン・アロマテラピーサロンのスタッフたちと関わり、業界の発展に尽力している。



体質型別 顔型の分類と特徴


外胚葉型(やせ型)、中胚葉型(筋肉質型)、内胚葉型(肥満型)、中間型(平均型)の4つの体質型は、顔型を8つに分類できます。

1.円形 《 内胚葉型 》

【特徴】

 ポッチャリして肉感的な人。
頬のあたりに肉づきがあり、下顎は意外とうすくて皮下脂肪がついていない顔。

【体質】

消化器官が発達し、味覚も鋭く食いしん坊で肥満しやすい体質です。

【イメージ】

丸いということは、曲線とボリューム感があって見る人に親密感や円満さを感じさせる。

【性格】

明るくて社交性に富み人なつこいところがあります。円満で如才なく朗らかな談笑を好み世渡り上手です。ただし熱しやすくて冷めやすい点、何事も深く探求することが苦手といったところがありますね。

2.台形  《 内胚葉型 》

【特徴】

頬から下顎にかけて豊かな肉付きで、下顎が二重にくびれている顔、最も肥満している人。

【体質】

副腎皮質ホルモンが強くて、肥満を抑制する脳下垂体、甲状腺の両ホルモンが弱いため特に太りやすい体質。

【イメージ】

大黒様、ダルマなど包容力があって安定感、豊満な印象を感じさせます。ただし重量感も出てスローモーとユーモラスなイメージとなることもあります。

【性格】

豊満で落ち着きがあり誠実さと実行力もあります。でも血圧の上がっているときには案外怒りっぽく短気になります。

3.六角形  《 中胚葉型 》

【 特徴 】

頬骨が最も張っている人。肉づきがなく頬骨が折線状でこめかみがくぼみ、下顎もトゲトゲした六角形を感じる顔。

【 体質 】

骨や筋肉が発達して頑丈な体格となります。精神的充実がありますが、過労などでストレス症状になりやすい体質です。

【 イメージ 】

積極的な印象が強く、迫力が出ますが、ヒステリックな印象が出ることもあります。

【 性格 】

積極的で勝気で独占欲が強い。真正直で割と単純な性格。普段はウイットに富み明るいが、スランプに落ちると弱いところがあります。

4.五角形  《 中胚葉型 》

【 特徴 】

横に広い額と顔、とがった顎で野球のホームベース型、鼻はやや細い、口角線上に顎があり、下顎が薄くとがっている。

【 体質 】

貧血タイプ。若い時は精神活動さかんでデリケートな感情を持っている。自律神経失調症やストレスを起こしやすい体質です。

【 イメージ 】

モダンで明るく引き締まった中に愛くるしさとか、若さを感じる。

【 性格 】

頭脳の働きよく、几帳面で研究心あり、新しいもの好きの好奇心が強い人です。やや環境に妥協しやすいのが長所で欠点。



5.正方形  《 中胚葉型 》

【 特徴 】

幅の広い顔、額も顎もよく横に張った正方形を感じる。口角線上より下に顎があり、エラが見える。

【 体質 】

骨や筋肉や発達して見るからにたくましい体格となります。運動不足にならないように。

【 イメージ 】

がっちりして真面目で少々堅苦しい印象と、スポーツマンタイプのイメージが強く出ます。

【 性格 】

堅実で誠実でやや融通のきかないところがありますが努力家です。スポーツを好み、よく働き、ちょっと頑固ですね。


6.逆三角形  《 外胚葉型 》

7.長方形  《 外胚葉型 》

8.長円形  《 中間型 》
1924年(大正13年)4月14日 - 1982年(昭和57年)11月2 日
日本の実業家、「個性美学」理論創学者、和装教育者、ヨガ指導者、文学士、 美容師、僧侶。本名 松嶌茂雄。 関西学院大学卒業後、東宝撮影所・美粧部に勤務。


体質型別 食養法