お疲れ様です。
いや〜寒いよね。
最近、ベーシックを見直してるんですが、
思い出しますよ、若い時のことを…
初めて勤めた美容室は体育会系の美容室でカットには力を入れてましたね。
その店は大阪の心斎橋にあってモデルさんも利用されてました。
モデルさんだから背も高く見下ろされて、なんか背が高くならへんかなぁ〜って…
先輩達も厳しく指導してくれました。
おかげでその後助かりましたね。
最初のお店がとても大事だと思います。
よく「クッサイ、モッサイ、ダサイ」って僕のスタイルを見て、後ろに立ちVサインの指の形で鼻をつまんでるんですよ…
センスにはちょっと自信を持っていたのでショックでした。
だから、デザインの本とか読んで勉強しましたよ。
30年以上前の美容雑誌でヘアスタイルを黄金分割で説明されてたんですよ。
初めて黄金比とかがあるんだって知って、黄金分割の本を買いにいきましたよ。
そしたらいろいろな比率があって、なるほど自然界にもあるんだって感動しましたね。
おっと、カットの話しにもどりますが、初めて教えてもらったのが萩原宗先生のカットです。
理論的で分かりやすく、こんなに綺麗にカットできるんだって感動しましたよ。
その後サスーンカットがヘアカットのベースだと知ってサスーンカットってどんなカットなんだって?
ヴィダルサスーンウェイっていう本を買いました。
その中にファイヤーフライⅡっていうスタイルがあって僕は好きでした。
サスーンカットを教えてもらったとき、1番納得したのがスライスラインでした。
それまで直線ばかりでしたが、ファイヤーフライにしてもゆるやかな曲線でとるスライスラインに感動しましたよ。
本物は、こんなふうにカットするんだって…
その後、トニー&ガイのアルトやカバロっていうスタイルに感動して、また本物の本を取り寄せました。
トニー&ガイの理論もとても参考になりました。
ベースカットを簡単に切る方法でその分質感カットに時間をかけれるっていう今の時代にあった理論です。
リセッションから馬蹄形にとるセクションの考えかたは今にすごく影響を与えていますよね。
質感カットを知って、ストロークカットを思い出しました。
そう、ヒデ竹内先生です。
ドライではありませんよ、ウエットのストロークでソフトブラントカットっていう感じかな。
最近のよく見るドライでむちゃくちゃなストロークではないです。
穴あけて空気感、そら風通しいいですわ…
でも、プロなら次のスタイルの事も考えないとね…
そして、友達からジャッズの木田修二先生の存在を知りジャッズのカットが気になりお弟子さんから教えてもらいました。
木田先生はサスーンさんの最後のお弟子さんらしいです。
サークルセクションをとる考え方で今のセクションの取り方に影響を与えてると感じます。
また、美容雑誌でイートンクロップの北川忠夫先生のアバンギャルドなスタイルに感動しました。
サスーンスクールの副校長の経歴をお持ちで、美容雑誌の特集をスクラップにしてましたね。
いろいろなグラデュエーションテクニックがあり勉強になりましたね。
それからピークアブーの川島文夫先生が気になり岡本商会のステージをよく見に行きましたね。
肘を張って切る姿勢はカッコ良かったですね。
特にスライスを取る手つきがとても勉強になりました。
チェックの仕方もカッコ良くて勉強させていただきました。
川島先生の本が出版されるのを楽しみにしてましたね。
美容学校のカットテキストが川島先生が監修されていたので印象が強かったです。
ピークアブーのカットは、今も参考にさせて頂いてます。
ボディモーションというカットフォームを元サスーンの北村ヒロシ先生の本で知りました。
カッコよく切ることは指名獲得にもつながりますよね。
ボーイの茂木先生のハズシのカットも見に行きましたよ。
感動的でしたね。パネルカットではない、今までとは全然違うカット法でした。
後で思い出したのが昔美容雑誌で見たエフィラージュカットです。
ストランドをつまみ出してカットする方法で生で見たことがなかったんですよ。
今はユーチューブで見れるからいい時代になりましたよ。
やっぱりね、生で見ることが1番刺激になりますよ。
そして、いろいろ切ってみて検証すると、オーなるほどこんな感じになるのかぁ〜って…
難しい切り方を見るとなんでそんな切り方するんだって思うわけ、そしてやってみて気づくんですよ。
レザーカットが流行りだし、レザーカットの質感がまた良くて一時ハマりましたが、なんか適当な感じがしてきて辞めました。
他にもいろんな先生方に影響を受けましたね。
カットって奥が深いなぁ〜って。
だから楽しいんでしょうね。
今、なんかメンズカットがすごくレベルが上がってきてると感じるんですよ。
カッコいいショートカットは、腕が大事ですからね…
いいスタイルみて勉強しましょうね。
ありがとうございました。