● ヘアカットの四要素
ヘアスタイルを形作る上で必要とされる要素。簡単に言えば、これを考えながらカットしましょうと言うことです。
1.シュータビリティ(似合わせること)
・お客様の骨格、顔立ち、毛質、毛流など素材を活かすことが大切です。
・骨格(頭の形、アゴの線、目鼻立ち)をよく見て、お客様のライフワーク(生活機能性)に即応したデザインにします。
(A)内面的(聞いて解ること)
スタイル(好き・嫌い)
職業
性格
年齢
生活のスタイル(その人の背景)
関心度(提案したスタイルにどれだけ持っていけるか)
信頼度(カットした人〔美容師〕がどれだけ信頼されているか)
(B)外面(見た目で分かること)
くせ毛の有無…①
毛の生え癖…①
毛の量…①
顔の形…①
毛の質…①
頭の形…①
髪の色(カラーの有る・無し)…①②
顔の色…①②
パーマの有る・無し…②
髪の伸び具合…②
来店したときのスタイル…②
第1印象…③
プロポーションetc…③
①…本来その人が持っているもの。
②…その人が成長した中で作り上げたもの。
③…総合的なもの
※ 人は立って歩きます。全身のバランスを見てください。
2.ヘルシーヘア(健康的な髪)
いいヘアスタイルは、キレイな髪からうまれます。
(A)ダメ-ジヘア-ではない。
・コンディションがよい。
・ヘアケア、ヘアクリニックが行き届いている(美容師サイドのアドバイスの必要性)
・最近はとんでもなくひどい頭は少なくなってます。
(B)毛量・毛質・毛流・毛色・毛感(毛質感)にあったカット。
この顔にはこの質感が会う。
3.ファション性(時代性)
・常に流行を取り入れていくことが大切です。
ヘアスタイルが今のファッションにマッチし、個性を活かすイメージになることがベストです。
(A)WASH & GO
・洗ってすぐ出かけることができる
・手入れが簡単
・正確なカット(正確なカットが出来れば手入れは簡単になる)
(B)CHANGEABLE
・スタイルチェンジが可能(スタイルの保証が出来る)
・正確なアドバイス(チェンジの)が出来る。
・毎日変わる洋服に合わせてカットできる。
(C)KEEP
・日持ちがするスタイルである。
・ワンスタイルの頭では高料金は取れませんよ。
4. テクニック(技法)
・カットの基本になるワンレグス、グラジュエイション、レイヤードカットの仕方をマスターする。
・頭は球体であることを意識してテクニックを考えること。
・スライス線の取り方や角度を15°ずつ上げた場合の毛のつながりやウエイトを理解する。
● 骨格(BONE STRACTURE)
ここでは人の骨はどう付いているのか、つなぎ目のへこみの位置を覚えましょう。
さわってみるとよく解ります。
●頭の丸みを知る②
● カットに必要な骨格点
カットに必要な骨格点、出っ張り・くぼみなどを覚えましょう
カットする長さ等のガイドに利用できる頭部計測点です。