MHAヘアバランス学ベーシック講座 1


造形心理学 基礎


✳️ 造形心理学

線や形をみて、どんな印象を受けるかを学びます。

準備中

● 点

ヘアバランス学とは、ヘアと顔や体型、メイク、ファッションとのマッチングを探るものです。


デザインとは? 

目的に合った効果的解決法。

「デザインは、科学である。」


一般的には、デザインは実用性があり、
人の為になる創作《問題解決》。

アートは実用性がなく、自分の好きな創作《自己表現》と言われてます。

第一印象の7割は、髪型が決める⁈

ホント、髪型は大事だと認識されてますね…

『似合わせ』とは何だろう?普通とは違うのか?

似合う、似合わないというのは、第三者が決めるということです。

自分では好きか嫌いかを判断し、自分の好きな髪型を希望されます。

やはり嫌いな髪型だと例え顔に似合っていたとしても気分的には良いもんではないはずですよね。

そこで、少し『造形心理学』という物差しを使って考えてみましょうか。。。

ソフトに見える形、シャープに見える形、軽く感じる色、暖かく感じる色など

色や形を見て感じる印象が違いますよね。

これを髪型に置き換えて、デザインを考えます。

 

似合うとは、相手または対象物との間に対立や違和感がなく、そこに美しさや、まとまりがあること。

その人らしい美しさを出すとか、今までとは違ったその人の思いがけない美しさが見られる場合をいいますよね。

似合うというのは、調和の原則(適合性・関連性)というものが 重要になってきます。。。

 

簡単に言うと、髪型で

・顔の補正ができている、あるいは顔を活かしている。

・印象(イメージ・雰囲気)に合う。あるいは希望の印象にしている。

 と言うことです。


●造形分析心理学ベーシック講座


ヘアと体型のバランス



等身は、普通7頭身で考えます。

7頭身以上だとクールに感じ,

7頭身以下だとウォームに感じると思います。

    図画

 

造形学と色彩学を用いて目の錯覚を使い、
素材・質感・動きをイメージに合わせてマッチングさせるには、

 

・スキンカラー(肌の色)

・アンダートーン(イエローアンダー・ブルーアンダー)

・ヘッドバランス

・ヘッドサイズ

・フェイスシュープ(輪郭)

・フェイスバランス

・プロポーション

 

を知る必要があります。

そこで初めて、似合う髪型のバランスを作り上げることができるのです。


【 似合わせポイント 】

 

7頭身が基本になります。7頭身以上だとクールに、以下だとウォームに感じます。

そして、肩幅との関係は、7頭身以下で肩幅が狭いとハードな印象になります。

なぜならば、頭が大きく感じるからです。

そして、広いとソフトな印象を受けます。頭が小さく感じるからです。

逆に、7頭身以上で肩幅が狭いとソフトに、

広いとハードな印象を受けます。


肩幅が広いケース

  • スソに適度な厚みをもたせる
  • 縦長なIラインシルエットで横幅を減らす
  • ウエイトを高くしすぎない
  • ゆったりとしたSラインシルエット

 

体格がいいケース

  • トップにボリュームを持たせ高さを出す
  • 首周りは軽くすっきりさせる
  • 前髪は隙間をつくりタテの印象をプラス
  • メリハリのあるSラインシルエット
  • 肩にかかる長さをつくる

やせ型のケース

  • コンパクトですっきりしたシルエット
  • ネープ(えり足)の毛は首にそわせる事で肩幅となじませる
  • 横幅を感じさせないように前髪に隙間をつくる
  • トップはフンワリさせてボリュームを出す

首が短いケース

  • アンダーに厚みのないS or Iラインシルエット
  • ネープ(えり足)を短くしすぎない
  • 首周りは軽くしてすっきりした印象に
  • 前髪は額を見せすっきりさせる

ヘアと顔型のバランス


ヘアスタイルでいう「似合わせ」とは、多くの場合、顔の輪郭矯正で「理想の顔型に近づける」という意味があります。そもそも顔の輪郭矯正で目指す「理想の顔型」とはどのような顔型なのでしょうか?

一般的に「理想の顔型」は「卵型」であるといわれています。卵型は、全体的に曲線を帯びていて目立つ癖がなく、縦横のバランスの良い標準的な顔型です。そして見た目が卵型に近くなるほど、その人に「似合う」と認識されることが多くなります。つまり「似合う」ようにするとは「卵型」に近づけること、ともいえます。

MHAでは、外顔(輪郭)を8タイプに分けてます。

1.丸顔(顔のタテ幅と横幅がほぼ同じで輪郭が丸い顔) 
2.しもぶくれ顔・台形(額が狭く、えらの部分が広く肉付きのある顔) 
3.ひし形顔(額が狭く、アゴがとがって頬骨の張った顔) 
4.ベース顔(額が広く、えら張りでアゴがとがった顔) 
5.四角顔(額が広く、えら張りでアゴのラインがゆるやかな顔) 
6.逆三角顔(額が横に広く、アゴが細くとがっている顔) 
7.面長(顔の横幅が短く、額が狭く、タテに長い顔。 
8.卵型(ゆるやかな楕円状の輪郭の顔) 


イラスト by  村上準生地

1. 丸型

 

【 印象 】

○子供っぽい  ○可愛い  ○若々しい  ○陽気


【 似合わせ 】

・前髪に隙間をつくり縦長な印象を与える

 

・目尻を隠して小顔効果

 

・顔周りは輪郭が隠れる長さ

 

・スッキリとした縦長シルエット


●丸顔に似合う髪型


●丸顔に関するまとめ


●カバーするスタイルⓂ️


2. 台形・下ぶくれ

【 印象 】
○おおらか  ○ふくよか  ○安定感


3. ひし形

【 印象 】
○冷静さ  ○知性的  ○シャープさ

【 似合わせ 】



4. ベース型


【 印象 】

○力強さ  ○落ち着き  ○バイタリティ


【 似合わせ 】

 

・トップにハイレイヤーを入れハチ部分でコンパクト

 

・バングに隙間をつくり縦長な印象をつくる

 

・サイドも輪郭が隠れる長さで設定

 

・目尻にかかる毛をつくり輪郭をカバー


●ベース型に似合う髪型


●ベース形に関するまとめ


●カバーするスタイルⓂ️


5. 四角形

【 印象 】
○バイタリティ  ○活発  ○若々しさ

【 似合わせ 】
■前髪を作る場合は、フルバングは避けて流すかエラ部分を隠すように長めに設定する
■シルエットはAラインではなく、トップに高さが出るようなひし形シルエットを目指す
■全体的な長さは基本的にベリーショートを避ける。どうしてもショートが良い場合はエラ部分が隠れるくらいの長さにする


6. 逆三角形


【 印象 】

○清潔さ  ○知的  ○繊細


【 似合わせ 】

 

・サイドのウエイトを高くしない

 

・ゆるやかなくびれスソが締まるシルエットに

 

・アゴ周りはフンワリとした空気感をつくる

 

・えり足を短くしすぎない

 

・目尻は隠す


●カバーするスタイルⓂ️



7. 面長


【 印象 】

○大人っぽい  ○落ち着き  ○温和


【 似合わせ 】

 

・広めな前髪でへの印象をつくる

 

・サイドに空気感のあるボリュームを

 

・トップに高さは控えめに

 

・前髪は下ろしてタテの距離感を減らす


●面長に似合う髪型


●カバーするスタイルⓂ️


8. 卵型

【 印象 】

○大人っぽい  ○もの静か  ○古風  ○おっとり


【 似合わせ 】